現役大学生による企業インタビュー記事、「学生インタビュー」。

この記事は、地元の大学生が、様々な企業を訪問する中で、見て感じた驚きや発見をそのまま発信するものです。

今回は、山口化成工業株式会社に訪問してきました。
 
 
<この記事を書いた学生ライターを紹介>

宮口 勇気 さん

愛知大学
地域政策学部2年生
趣味:バッティング、ランニング

 

大手 智貴 さん

愛知大学
地域政策学部2年生
趣味:読書、メルカリ

 

岩月 彩 さん

愛知大学
地域政策学部1年生
趣味:産地直売所で買い物をすること

 
 

 

初めまして、私たちは愛知大学地域貢献活動グループ「花園ぷらす」メンバーの宮口勇気、大手智貴、岩月彩と申します。
 

今回はTASUKIの方々のご提案により、東三河にある中小企業で工場見学させていただきました。
ありがとうございました。
 

私たちのグループは、「山口化成工業」に訪問させていただきました。
 
 
【お話を聞いた人】

松倉利夫
松倉 利夫 さん

山口化成工業 株式会社
代表取締役社長

 

道倉隆文
道倉 隆文 さん

山口化成工業 株式会社
常務執行役員

 
 

発泡スチロールの秘密に迫る!

 
山口化成工業

 
山口化成工業は、小物や特殊品を中心とした多くの発泡スチロール成型品の製造、開発に取り組んでいる会社です。
 

他にも漁業などでよく使うフロートやビーズクッションなどの製造もしています。
 
 

そして今、最も注目を浴びているのがノーパンクチューブです。
 

ノーパンクチューブ

 
これは、車いすタイヤの中に、空気ではなく弾力性を持った新素材(E-TPU)をタイヤの中にいれることでパンクしなくなるという商品です。
 

コンセプトは、「空気チューブと変わらない乗り心地 」。
 
 

実際に触らせていただきました。
 

山口化成工業

 
触ってみた感想は、、、、
 
 

しっかりとした弾力がある!!
 
 

空気が入れられている普通のタイヤと同じような感触でした!
 
 
 

その他にも、当社の発泡スチロール製品をたくさん見せていただきました。
 

発泡スチロール

 
発泡スチロールには、断熱効果緩衝効果の役割があります。
 

缶ビールなどがぬるくなってしまわないように缶にはめるカバーや、牛乳瓶を入れるケース、電化製品が箱の中で動かないようにする梱包材など、多くの日用品に使われていました。
 

また、床暖房にも発泡スチロールが使われていることを知りました。

床の下に溝のある発泡スチロールが敷かれていて、その溝をお湯が通ることで床を温めるそうです。

電気で温めると思い込んでいたので、驚きました。
 
 

いざ工場へ!

 

工場見学

 

工場の中を見学させていただきました。
 

工場内は発泡スチロールの製造に不可欠な蒸気で、冬でも暖かいくらいの温度になっていました。
 
 

原料ビーズ

 


 

触っているのは、発泡スチロールの元となっている原料ビーズ
 

触ってみると驚き!
 

手がどんどんビーズの中に潜り込んでしまった!!
 

とてもさらさらとしていて重さがまったく感じられませんでした。
 
 

ボイラー室

 
入ってみた感想は 、、、まず暑い  あと少しにおいがする(石油のにおいだそうです)
 
 

ボイラー室からの蒸気で原料ビーズを加熱すると、膨張し、約50倍に膨らみます。

加熱が完了したビーズを発泡ビーズといいます。
 

発泡ビーズを金型にいれ、再度蒸気を当てて加熱することにより、ビーズ同士が結合します。
 

 
金型通りの形に仕上がれば完成です。
 
 

完成したものを持ち上げてみました。
 

 
 

すごく大きいのに簡単に持ち上げられました。
 
 

発泡スチロールの切り方

発泡スチロールを切るには電熱線を使います。

この電熱線の温度は200℃と大変熱いものなので、発泡スチロールが少し触れただけで簡単に綺麗に切ることができます。
 

 
 

成功の秘訣を暴け!

 
事務所に戻り、いろいろ質問したり、仕事上で大切なことを聞いたりしました。

 
 
                
・今まで製造したものの中で一番喜ばれたのは?
 

やはり、車椅子ノーパンクチューブ
 

 
発泡スチロールは洋菓子の容器やクッションの生地として使われていたため、お客さまが洋菓子やクッションに喜んでも、その容器やクッション自体が喜ばれることはなかったそうです。
 

しかし、ノーパンクチューブはそれ自体がしっかりとした役割を持つため、多くの人に喜ばれ、とても嬉しかったそうです。
 

 
 

・失敗したときや上手くいかないとき、どう対処したらいいか?
 

社長を継いだとき、何をしていいか何もわからなかったそうです。
では、どうやって苦境を乗り越えたか?

19年間何とかいろいろなことをして、遂にノーパンクチューブまで辿り着いたそうです。
 

ここで大切なことは、なんでも興味を示し、とりあえずやってみるということ。

やってみないと分からない。ダメならダメ。また、新しいものを開発する。
 

 
失敗の数が多いほど、その分、いろいろなことが理解できたり、さまざまな人と出会えたりして、次へとつながる。

そういう風にやって、チューブを作ることが出来たそうです。
 
 

これから社会に出て働く自分たちにとって、とても勉強になりました。
 
 
 

・松倉社長から読んでおくべき本も聞きました。
 

「道は開ける」D.カーネギー
「種の起源」チャールズ・ダーウィン(まとめの文章読むだけでok)
 
 

まとめ

 
人間性を大切にする当社は、冗談を言うような優しい社長をはじめ、明るい社員ばかりでした。
 

工場内でも挨拶が飛び交い、楽しそうに働く人たちが多いのが印象的でした。
 

若い世代の人たちから高齢の方々まで幅広い年齢層ですが、このアットホームな環境があってこそ失敗を恐れず新たな開発商品に取り組むことが出来るのだろうなぁと感じた企業訪問でした。
 
 

最後に記念撮影

 
今後の人生で役立つ、大変貴重なことを学ぶことが出来ました。

代表取締役社長の松倉利夫様、常務執行役員の道倉隆文様、本当にありがとうございました。
 
 

【会社紹介ページ】

 
 

【会社概要】
山口化成工業 株式会社
代表取締役社長:松倉利夫
愛知県豊川市御津町広石五反田34番地
TEL:0533-76-3105
HP :http://yg-kasei.co.jp/