こんにちは。 鳥貴族好きのちゃんらいです。
 
今年2017年は酉年。年明け早々においちゃんがニワトリに変身し、、、

 
年明けの引っ越しシーズンでは、ちゃんらいがニトリをフル活用。

 
いつのまにか「トリ」に関する話題がシリーズ化!? しています。
そこで今回は第3弾!! 4月15日にオープンした鳥貴族の有価証券報告書を見てみましょう。
 

豊橋初進出

市電の位置がスマホで確認できるサービス「knot.temirin(のってみりん)」が楽しくなって、市電に乗って出かけていると、中吊り広告で「4月15日、 鳥貴族 豊橋藤沢店オープン」という情報が目に入りました。ホリディスクエアの新テナントとして鳥貴族が出店します。
 
とある日に投稿された、鳥貴族の社長である大倉忠司さんのツイートを見てみると、、、


こちらのツイートから約6年半、ついに豊橋にも鳥貴族がやってきます。
 

鳥貴族 の沿革

 鳥貴族のルーツをたどると、個人の焼き鳥店から始まっています。昭和60年5月に代表取締役社長大倉忠司氏が個人事業として焼鳥屋「鳥貴族」を開店しました。
 その後,翌年には店舗展開を見据えて株式会社イターナルサービスを設立し,平成3年11月に加盟店1号店を大阪府東大阪市にオープンします。
大阪圏で成功を収めると、東京圏へと進出し、店舗が100店舗超えると、平成21年に東海圏への進出を果たします。
 
 平成26年には東京証券取引所JASDAQへの株式上場を果たし、翌年には東京証券取引所第二部に市場変更を行い昨年平成28年4月には東京証券取引所第一部銘柄の指定を受けました。
同時に店舗数も増え続け、平成28年度には500号店オープンを達成します。
 
 

鳥貴族の特徴

鳥貴族
 
鳥貴族の特徴は何と言っても全品280円均一という価格設定です。
「280円(税抜)均一の感動」というのが会社のコンセプトであり、バラエティ豊かな焼き鳥に限らず、おつまみやご飯ものといった多種多様なフードから、ドリンク・デザートに至るまで、全てのメニューが税抜き280円という良心的な価格で提供しています。
 
280円(税抜)という価格を維持しつつも、より付加価値の高い商品が提供出来るように日々企業努力を続けています。
低価格ながらも創業から国産の鶏肉を使用し、仕込みの一環である串打ちは店舗で行っています。また、全店舗で使用しているタレは自社工場での手作りのタレを用いており、低価格ながら鳥貴族がこだわり注いでいるポイントです。
 

単一業態

外食産業の企業では、様々な店舗ブランド(業態)を運営する企業が多数存在します。
例えば、本社を豊橋に構える物語コーポレーションでは、「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」、「お好み焼き本舗」などといった、様々な業態を運営しています。
 
一方、鳥貴族の場合は、店舗ブランドは鳥貴族のみです。有価証券報告書によれば、資本や人材、ノウハウなどを集中することにより、スケールメリットを得ることで、高品質の食材を低価格で調達するとともに、何を売りたいかを明確にすることでお客様の支持を得ることが狙いとしています。
 
 

半額セール

ところで、豊橋藤沢店では、オープンセールという事で最初の2日間は全品半額セールを行っていました。
 


 
そのままでも280円均一という良心的な価格設定ながら、そこからさらに半額という大盤振る舞いです。広告宣伝効果を狙った施策とはいえ、出血覚悟の大サービス。果たしてお店は大丈夫なのでしょうか??
 
それを読み解くカギとなるのが、財務諸表の数字です。
お客さんへの提供価格280円に対して、材料の原価はいくらくらいになるのかを推定してみましょう。
お店でかかる代表的なコストは、商品の食材費や、人件費、店舗の家賃などがあげられます。このうち、食材費は損益計算書の売上原価、人件費と家賃は販売費および一般管理費というところに含まれます。
売上高に対して売上原価の比率がいくらになるかを見ることで、おおよその材料の原価率を知ることが出来ます。
厳密に言えば、売上高にはTCCと呼ばれるフランチャイズ店から得られるロイヤリティが含まれると考えられますが、今回は話をシンプルにするため財務諸表の金額を用いて以下のように考えてみます。
 

 
鳥貴族は外食産業ですので、売上原価に含まれる金額は、店舗で提供する商品の食材費や、自社の工場で作るタレの製造原価と考えられます。直近の財務諸表から計算される原価率は31.3%です。販売価格280円に対しておよそ88円が食材費とみることが出来ます。
つまり、140円で販売しても1品あたり52円の粗利益が得られるという計算です。オープンセールとしては話題を呼び、かつ経営的にも大赤字とはならないこの施策は、認知度を高める手段として有効的ではないでしょうか。
 
 

28(にわ)とりパーティ


鳥貴族には、2,800円(税抜き)での食べ放題・飲み放題のメニューがあります。
28(にわ)とりパーティーと呼ばれ、8名以上で利用できる2時間食べ放題・飲み放題というコースです。どれだけ飲んで食べても税込みでたったの3,024円ですから、驚きのコースです!10品以上注文すると単品で注文するよりもオトクになります。
 
お店の人件費や店舗の家賃なども考えると、お店に利益が残るのか心配になるくらいですね。
また、先ほど計算したおおよその原価88円を基に考えると、2,800円÷88円=31.8181・・・
単純計算で一人32品頼むとコースの代金が原価を上回る、つまり原価だけでお店が赤字になってしまうかもしれないとと考えるとより一層心配になります。。。
でも、お客さんにとっては嬉しい価格設定ですので「せっかくの食べ放題・飲み放題なんだから、原価以上に食べてみたい!」と、大食いに自信のある人は是非チャレンジしてみてください(くれぐれも無理は禁物です)。
 

 
隣接していたイトーヨーカドーが閉店してはや3ヶ月。春風とともに新しい風が藤沢町にも吹いています。
 
 
 
 

 
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