2017年3月末、豊橋駅の在来線改札口前で除幕式が行われた。
もう、見た人も多いとは思うが、駅の改札を出た正面に、大型のデジタルサイネージが新たに設置されたのだ。
 

 

temirin(てみりん)

このデジタルサイネージ、temirin(てみりん)と名が付けられた豊橋市の展開するオープンデータ事業の一つとして、建てられたもの。
 
どんなものか触ってみると、これが面白い。
 

 
ディスプレイの右側、地域の観光地やグルメ情報などを発信する「mi.temirin(みてみりん)」が上から下へ常に情報を流している。この情報の中には、行政や大学、市民活動団体が作ったオープンデータも発信されており、身近な情報からこれまで知らなかったデータまで幅広い情報にアクセス可能となっている。
 
一方、ディスプレイの左側が豊橋駅周辺の地図となっている。こちらの地図もただの地図ではない。Google Mapとも連動しているうえ、右側のmi.temirinとも連動し、地域の情報がどこからの発信か、特定できるようになっている。また、路面電車やコミュニティバスに設置したGPS情報を拾い、電車やバスが今、どこを走っているかを確認できるシステム「knot.temirin(のってみりん)」も搭載されている。
 

いざ!大石燈籠へ

なんとなく凄いことはわかったので、実際に使ってみた。
 

 
よく見ると、ディスプレイの右側に豊橋妖怪というコンテンツがある。
気になって押してみると、ディスプレイの左側にあるMAP上にたくさんの妖怪の生息地?由縁?の場所がマッピングされた。その中で、なぜだか「大石燈籠」というお化けがやけに気になった。内容を見てみると、高さ約5メートルの燈籠(とうろう)と書いてある。
 
ビンゴ!!
これは面白そうだ!!
 

 
画面上のQRコードを読み取ると、自分のスマートフォンでも同じ画面が見れるようになっている。
Mapがここへの行き方を丁寧に示してくれるので、これもなんかの縁と思い、この大石燈籠を目指すことにした。
 
 
ここから目的地までは路面電車で行くことになる。
 

 
おっと。
そんな時、knot.temirinを見ると、もう豊橋駅前に路面電車が来ている。
急いで行かないと乗り遅れる。
 
ナイスknot.temirin!!車体のカラーまでバッチリ当たってる。
 
 

 
無駄な時間なく、目的地に着くと、豊橋妖怪にあった通り、巨大な燈籠があった。
いつもこれなんだろうと気になっていたが、よく見ると変わっているし、面白い。

先日行った、シンガポールでは口から水が出るライオンの銅像にたくさんの人が群がっていたが、夜を照らす巨大な燈籠もストーリーがあれば、人が集まる気がしてきた。
 

 
触って楽しい、使って便利、行って発見がよくわかったtemirin(てみりん)。

だんだんtemirinの良さがわかってきた。
 

 

株式会社ウェブインパクト

 
ここで、もっと詳しいお話を聞くため、temirinの開発に携わった株式会社ウェブインパクトの木村さんを尋ねた。
 

株式会社ウェブインパクト
木村 博司さん(右)
豊橋技術開発部 部長
趣味:お酒と最新テクノロジー
辻 大地さん(左)
趣味:ギター

 

– temirin(てみりん)に触れていたら、楽しくなってきて、気付いたら「大石燈籠」にまで行ってしまったのが、こんな使い方でも、あっていますか?
 
バッチリです。
mi.temirinで探し、knot.temieinで実際に行って発見するという使い方は、とても理想的です。
 
temirin(てみりん)は、行政や市民などが個別に管理している公開情報(オープンデータ)をみんなで有効に活用させていこうという働きを中心に、開発されたシステムです。オープンデータ情報の共有・開示を行うほか、その活用としてmi.temirin(みてみりん)とknot.temirin(のってみりん)を展開させています。
 

 
今後も、市が出すオープンデータのみならず市民が集めたデータも公開していき、それを活用した新たなサービスを作っていければ、無限の可能性が生まれてきます。便利さを共有して、豊橋市をもっと豊かにしていければと思っています。
 

 
 
【会社概要】
株式会社ウェブインパクト
代表:高柳寛樹
0532-29-0500
https://www.webimpact.co.jp