こんにちは。
正月休みにおせちを食べるのが待ち遠しいちゃんらいです。

 

竹島水族館 のお土産と言えば

今回、とある製品開発についての最終打ち合わせにお邪魔してきました。
三河湾に面する海のまち蒲郡の観光スポット、竹島水族館で新たに販売されるお土産品があると言うのを耳にしたからです。

情報を提供してくれた株式会社箱秀紙器製作所の富田社長に許可を頂き、開発の打合せ現場に潜入します!!
 

竹島水族館
富田 委千弘さん
株式会社箱秀紙器製作所
代表取締役社長
趣味:釣り

 
 

 

大ヒットとなった「超グソクムシ煎餅」


 
日本国内で、水族館での孵化はこの竹島水族館が初めてであり、竹島水族館では実際に触ってみることもできる。
 
甲殻類の一種で、カサカサとたくさん脚を動かし、「大きなダンゴムシ」と表現する人も多いオオグソクムシは、見た人に大きな衝撃を与える。
尻尾を上手に使い、水の中をスイスイ動く姿は、どこか憎めない。
 
「キモカワイイ」をコンセプトに、その今にも動き出しそうなリアルさを再現し、パッケージで表現する。
パッケージをひっくり返してみると、今にもうじゃうじゃ動き出しそうな
脚が並んでいる。
 

 
 
見えない部分にまでこだわるデザインから、独特のインパクトが醸し出される。
 
 
箱のインパクトだけでなく、中に入っている煎餅にも秘密が隠されている。
「グソクムシ煎餅」の名前通り、オオグソクムシの粉が実際にまぶされている煎餅なのである。
 
 

写真:竹島水族館ホームページより
これだけ一斉に見られると「チョット待って」と言いたくなる。


累計1万箱の売り上げを誇る超グソクムシ煎餅は、竹島水族館限定の人気お土産品である。
 
 
 
 

第二弾の「超ウツボサブレ」


 
超グソクムシ煎餅のインパクトに負けない衝撃の第二弾が、「超ウツボサブレ」
全長が70㎝を超える大きなパッケージで、その長さもさることながら、独特の色合いと模様には、今にも襲ってきそうな怖さがある。
 
そして、中にはウツボの粉を混ぜてまぶしたサブレが入っている。

 
オオグソクムシに続きウツボも衝撃のお土産品。
どんな続編が発売されるのかが気になってしまう。
 
 
聞くのも恐ろしい生物がモチーフだったらどうしよう。
身構えながらも、今回のモデルとなっている生物が何であるかを聞いてみた。
 
 
 
 
 

最新作は路線変更!?

これまでの2シリーズとはうってかわって「カワイイ」を前面に出した第3弾。
 

 
今回はターゲットが異なるのかもしれない。
「カワイイ」をねらった「カピバラ」が箱のモデルとなっている。
「たいよう(オス)」と「そら(メス)」は休館中岡崎市東公園動物園で過ごしていて、待望の赤ちゃんが2匹生まれている。
オスとメスの2匹であり、オスの方は「しずく」もう一匹は「もみじ」と名付けられている。
 
子ども達は引き続き岡崎市東公園動物園にて飼育展示される様だが、親カピバラの「たいよう」と「そら」は元日のリニューアルオープンと同時に竹島水族館に帰ってくる。
 
 
 
そんなカピバラをテーマにした新お土産。
パッケージの最終打合せ現場に潜入し、気になるお土産の詳細を聞き出してきた。
 
 
 
 

製品化までの道のり

 
はじめの構想は10月に遡る。
館長が見かけたとあるパッケージの形状をヒントに、早速試作版を富田社長が作りあげる。
思い描いたイメージを形にしてくれる箱秀紙器製作所の富田社長ならではの技術である。
 

 
 
しかしよくよく話を聞いてみると、この形はあくまでも試作品であり、ここから大きく変貌を遂げていったという。
 
 
「箱」という容器としての機能を維持しながらも、そのシルエットにカピバラを書き込みながら完成のイメージを共有していく。
その過程の中で「カワイイカピバラ」というゴールが明確となり、目的を達成するためのパッケージの改良がなされていく。
 

 
バージョン2と呼ばれる容器は、カピバラの可愛らしいフォルムを再現するため装いが大きく変化した。
正面から見ていると、箱の折り目が出来ていて、可愛らしい口元とマッチしている。
また、難しい曲線美を保ちながら立体に仕上がるパッケージは、箱秀紙器株式会社の富田社長の技術力の賜物である。
 
 

 
 
ここで進化は止まらずに、「思わず撫でたくなる」という背中のフォルムに改良を加える。
このように数々の試作を積み重ね。最終段階に至っているのである。
パッケージにこだわり、癒やしの要素を極限まで高めたパッケージは、日本広しといえどもここだけでは無いのであろうか。
 

 
 
 
のほほんとして何を考えているのか想像出来ないのんびりとした表情。
独特の顔立ちは記憶に長くのこる。
路線を180度転換し、予想に反してカワイイがメイン製品開発であった。
 
 
勇んで取材に来たもの、インパクトは「控えめ」の範疇に収まったようだ。

 
 
 
そうなるはずだった。。。。
 
 
 
 
 
 

製品化までの道のり

しかし、また少し聞き出してみると、想像に反して、可愛い顔からは想像のつかないインパクトが待ち受けていた。
 
 
 

 
カピバラの背面に刻まれた、丸い切れ込み。
切れ目を破って立てる事で、しっぽを再現したのかと思ったが、冷静に考えてみるとカピバラにしっぽはない。
 
この切れ込みは一体、、、
 
 
お菓子を取り出すのはこのしっぽ、、、もとい、お尻に作られた穴からお菓子が取り出せるようになっているのである。
「まさか!」の開閉口である。
 
 
カワイイ顔してなんとやら、、、最新作にして最大級のインパクトが待ち受けていた。
一生心に残るであろう「お土産」が中から飛び出してきた。
 

 
う~ん...この衝撃をどのように表現すべきであろうか。
 
現実逃避を行いつつ、自分の言葉ではとてもじゃないが言い表せないため、
ドイツの哲学者、ニーチェの言葉を借りる事にした。
 

事実というものは存在しない。
 
  存在するのは、解釈だけである。

 
 
 
 
何が出てきたのかは、実際に買ってみて確かめてみると良いであろう。
私が説明に戸惑った理由を大、、、代弁して欲しい。
 
 
 
 

お菓子へのこだわり

 
とはいうものの、中身のお菓子にだって手抜きはしていない。
 
 
パッケージ勝負の商品軽視では決して無く、お菓子作りにも力を割き、試食を重ねながら制作に取り組んだそうである。
形や色合い、食感などは開発に携わった人たちのこだわりによって出来ているのである。
 
 
 
 
 

安心して下さい。食べられます

ところで、超グソクムシ煎餅と超ウツボサブレは、それぞれを粉末にした「ホンモノ」が振りかけられていた。
今回のカピバラはもしや、、、、、
 

 
 
おそるおそる竹島水族館の小林館長に伺ったものの、
「セーフ」
という回答が返ってきたのであった。
 
 
 
しかし、その一方で「リアルを追求した」というこのお菓子。
 
おそらくホンモノを食した事は無いはずだが、意味深なコメントを残して下さった小林館長。
 
 
気になって夜も眠れない。
 
 
 
 

会社の垣根を越えた創造


 
このように、竹島水族館のお土産としてカピバラさんの商品は可愛さの中にも遊び心をふんだんに盛り込み、前作に負けないインパクトを観光客に与えるであろう。
 
どんなに良いアイデアが浮かんだとしても、形に出来なければ意味がない。
今回の企画についても、カピバラのかわいらしさをパッケージで表現するのは優しい事ではないはずだ。
CADを巧みに操り、前例に当てはまらないパッケージを立体に仕上げた富田社長。
梱包素材のメーカーだからこそこだわりを熱心に注いだ結果生まれた作品であると言える。
 
 
しかし、今回の開発経緯について、富田社長は決して一人の力で創り上げたものではないと話して下さった。
可愛さを表現する画像を創り上げて下さったデザイナー、創り上げた画像を紙に写す印刷業者、そして竹島水族館の小林館長とみんなが集まり意見を酌み交わす中で、この商品の具現化に辿り着いたと富田社長は語って下さった。
製品のアイデア、販売する場所、売り方、そしてデザイナーの表現力。
全てを足し合わせた上でパッケージ会社としての「商品の具現化」が遺憾なく発揮されるのである。
会社という垣根を越えて、様々な人の意見とアイデアを形にしたのが、竹島水族館のお土産である。
 

お腹から背中に向かい滑らかな丸みを持たせている。細部に至るまで妥協しないパッケージのこだわり


 
 
竹島水族館に絶大なインパクトをもたらすパッケージは、箱秀紙器製作所の富田社長の力で形にしている。
小林館長のこだわり、デザイナーが描いた可愛い姿を、立体のパッケージの形で作りあげて行く。
 
 
一口に箱作りといっても、商品をどのような売り場においてどのように、販売するのかによっては作られるべき箱の形状やデザインは異なるという。
 
お客さまが考えているターゲットや販路を踏まえ、価値あるパッケージ作りに取り組むこだわりを、富田社長は私たちに語ってくれた。
 
 
パッケージは商品を包む、包装容器である。その機能を維持しながらも「カタチ」を武器にデザイン性やあっと言わせる訴求力をもたらすことで、商品そのものに価値が生まれる。
 
 
今回のカピバラの中に入っているお菓子も、何の変哲もない四角い箱に入れるのではなく、かわいらしいカピバラをあしらったデザイン、そしてお尻の部分に入り口(出口!?)を設け、茶色いお菓子が出てくる仕掛けが生み出すインパクト。
 
 
お土産品ならではの遊び心で付加価値を提供するパッケージである。
 
 
 

正月明けとともに

竹島水族館リニューアルオープンに合わせて発売されるカピバラのお菓子は、新たなお土産品として親しまれるに違いない。
蒲郡での思い出とともに持ち帰り、カピバラお菓子の箱を空けると同時に再び竹島水族館のできごとを思い出す。
 
竹島水族館のリニューアルを楽しみに待つ理由がまたひとつ増えたのである。
 
 
可愛らしい見た目に隠された、作り手のこだわりを噛みしめながら水族館での思い出作りを行って欲しい。
 

 

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◆会社紹介ページ◆

 
 
【会社概要】
株式会社箱秀紙器製作所
代表取締役社長 富田 委千弘
愛知県豊橋市忠興3-12-8
0532-62-6121
http://www.hakohide.co.jp/

 

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