豊橋百儂人

日本有数の大農業王国、東三河地域。
この地で、先代から受け継いだ食農文化を後世に受け渡そうと、良き伝統を守りつつも革新的努力をし続ける団体がいる。
 
彼らは、「真」の農業経営者となるべく切磋琢磨する生産者を「豊橋百儂人(とよはしひゃくのうじん)」と認定し、活動の主旨に賛同してくださる応援者(サポーター)の皆様と共に、生産者、消費者が一体となった活動を目指している。
 
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そんな、豊橋百儂人の生産者一人ひとりの農園にお邪魔して、努力と技術で作った生産物を調査し、豊橋百儂人とは何か?農業とは何か?食べるとは何か?

その答えを探してきた。
 

これまでの百儂人

 
■鑑賞花儂人/中村孝康(菜ッ花園)
 http://tasuki-inc.com/kanshoubana/

■蕃茄儂人/鈴木教広(鈴木農園)
 http://tasuki-inc.com/suzukinoen/

■養蜂儂人/鈴木良近(鈴木養蜂園)
 http://tasuki-inc.com/suzukiyouhouen/

■柿儂人/鈴木義弘(百年柿園 ベル・ファーム)
 http://tasuki-inc.com/bellfarm/

■黒子儂人/清水貴裕(都デザイン)
 http://tasuki-inc.com/100noujin01/

■茶儂人/後藤元則(ごとう製茶)
 http://tasuki-inc.com/gotoseicha/

葉葱儂人/村松典和(村松農園)


 
ハウスに一歩足を踏み入れると、色鮮やかな葉ネギが出迎えてくれた。
 
薬味と言えば「ネギ」を真っ先に連想させるほど、日本人の食卓になくてはならない存在の葉ネギ。

ネギは、大きく葉ネギ(青ネギ)と白ネギ(長ネギ・根深ネギ)に分けられ、今回は、その中でも葉ネギの生産者であり百儂人の葉葱儂人、村松典和さんにお話を伺った。

 

村松農園
豊橋百儂人  葉葱儂人
村松典和
時期:通年

 
豊橋百農人の中で、もっとも若い村松さん。
若手のアイディアとバイタリティで百儂人を今後引っ張っていくことを期待される存在。
今回のインタビューを通じて、先代から受け継いだ農園を試行錯誤しながらも、しっかりと運営されている姿が見れた。
 
 

最高の葉ネギへ

ー ー ー なぜ葉ネギを生産し始めたのですか?

幼い頃は、先代がスイカやトマト、ピーマン、エンドウなどいろいろなものを生産していましたが、現在は先代と二人三脚で葉ネギのみへとシフトして生産を行っております。
 
なので、まだまだ葉ネギの専業としては日が浅く、最高の色味・香リを目指して日々の生産に取り組んでいます。
また、葉ネギは様々な食事の薬味として1年を通して必要とされることから、年間で安定した生産が行えるようにも注意して生産しております。
 

 
 
ー ー ー 葉ネギの生産で一番こだわっていることは何ですか?
 
葉ネギ生産で一番こだわっていることは2つあります。
 
1つは「水の管理」です。水の管理と言っても大事となるのは水をあげる量とタイミングです。水をあげれば大きくはなりますが、香りや色合いなどが良いものに比べると劣ってしまいます。
 
2つ目は「乾燥」です。ネギの香りを引き出すためには適度な乾燥が必要です。
特に収穫前の1.2週間は乾燥させ、葉ねぎにストレスを与えることで、香りを強くしています。
 
 
 
 

 
 
ー ー ー これからの村松農園が楽しみですね。
 
そう言っていただけると嬉しいです。
実は今まさに、農業の難しさに直面しています。

美味しい葉ネギ、健康な葉ネギを作ることは当然ですが、それに追加して経営的なことや、最近では自社製品のブランディングまで考えるようになってきました。
 
実際に農業関係やそれ以外の勉強会などにも積極的に参加し、幅広い知識や交流関係を構築するなど、試行錯誤しながらも少しづつ前進させれるように励んでいます。
 
葉ネギは1年を通して生産する野菜なので、まずは安定した生産体制を軸に、市場に認められる商品を生産していきたいと考えています。
 

 
 

影の立役者

 
麺類や味噌汁など、日本人の食事の中で欠かせない影の立役者である葉ネギ。
調べてみると、実は葉ネギの青い部分にはビタミンCやカルシウムなど、主役級の高い栄養価が含まれているとのこと。

食事にアクセントを入れる葉ネギの姿が、豊橋百儂人でもここぞという時に締めてくれる村松さんの姿に重ねて見えるインタビューだった。
 
 

 
【会社概要】
村松農園
代表:村松 典和
愛知県豊橋市西山町字西山169-2
0532-21-2604