花園ぷらす

7/30(土)豊橋駅前にて「まちなかこども夜店」が開催される。
まちなかこども夜店とは、豊橋駅周辺のこども未来館ココニコ、花園商店街、ときわ商店街、大豊商店街が会場となり、それぞれがこども向け縁日を開催するイベントだ。
 
今回は、その中でも地元、愛知大学地域政策学科の学生が準備するお化け屋敷の現場を訪れた。
 

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庄矢 風満さん
愛知大学 地域政策学部2年
花園ぷらす副代表
猫アレルギーの猫好き

 
庄矢さんが所属する「花園ぷらす」は愛知大学地域貢献事業部のうちの1グループで、「地域を見つめ、地域を生かす」を実践する活動を行っている。
花園ぷらすはその名の通り、活動の拠点を花園商店街に置き、商店街の活性化のために様々な貢献活動をしている。
そんな学生と、かつての活気を取り戻したいと願う商店街の人々が協力し実現した企画の一つが、このまちなかこども夜店でのお化け屋敷だ。
 
数年前から始まったこのお化け屋敷。子供達にとても人気で、過去にはお化け屋敷目当ての列が商店街を占めるほどになったという。
 
どんなものかと、準備当初から見に行ったが、これが想像以上に本格的だった。
 
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年に一度、この時期になるといつもはシャッターの閉まっている空き店舗が開けられる。
そう、この店舗がこれから何日もかけ、学生たちの手で怖〜いお化け屋敷へと変貌していくのだ。
 
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まず荷物を取り出し、綺麗に掃除していくと、徐々にそこに仕掛けを作っていく。
授業の後の時間を使い、試験前でも、バイトの合間でも毎週この場所に集まり、作業を続けていく姿を見ると、青春だなあと微笑ましく思えてくる。
しかし、さすが大学生。子供向けといえども、僕が入ってもビビりそうなほど作り込まれたセットがどんどんできていく。
 
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作業で忙しい中、花園ぷらす副代表の庄矢さんに今回のこども夜店について伺うと、
「今回、花園商店街のエリアは、テーマを花園新宝島とし、その中でも花園ぷらすのお化け屋敷は洞窟を表現しています。
その洞窟に隠された、海賊の宝を探しに行くというストーリー仕立てのお化け屋敷になっております」と、教えてくれた。

そして「当日たくさんの人を楽しませられるように、精一杯驚かせます」と、当日に向けた意気込みを伝えてくれた。
 
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花園商店街

今回で4回目になる「こども夜店」だが、商店街の人はこの活動についてどう考えているのか、丸善呉服店の岡本さんにも話を伺った。
 

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岡本さん
花園商店街理事長
座右の銘:人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。

 
「夜店」、その発祥は戦後にまで遡る。

当時は札木からの通りを1か月間通行止めにして、煌びやかな店が道沿いに続いた。
その頃の夜店は、ただ物を売るだけでなく、趣味である盆栽の品評会を行うなど、人々のコミュニティーの形成の場として風情のある雰囲気があった。
当時、豊橋での三大イベントといえば、祇園祭り、鬼祭り、そしてこの夜店だった。あの時代の夜店を今の若い人にも伝承してあげたいという想いから、道を封鎖することはできないが、各エリアに分かれて子供向けの夜店を開くことになった。
そして、そのタイミングで愛知大学の地域政策学部から商店街の活性に貢献したいとの話があり、こども夜店でのお化け屋敷が実現したと、当初の経緯を教えてくれた。
 
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岡本さんは当時を振り返りこんなことも話してくれた。
「買い物をするなら花園だった時代から一変し、近年どんどん人通りが薄れていった。そんな中、数年前に商店街のアーケードを撤去することになった。あの時、これまでにないほどの危機感を覚えた。それが転機となり商店街の活性にこれまでと違う角度で取り組むようになった」と当時について話す。
 
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さらに、「このお化け屋敷の開催により当時の賑わいが取り戻せたと、地元の高齢者の方が喜んでいたのをよく覚えています。このようなイベントなどをやってくれるおかげで、商店街に新たな店が入ってきてくれるなど、良いサイクルがゆっくりとだが出来始めてきたように感じます」と、嬉しい今の状況を話してくれた。
 
しかし、これからについては、「思っている以上に、まだまだ豊橋に住んでいる人でも花園のことを知らない人が多い。これからも、もっと花園商店街をアピールしていきたい」と、更なる展望を語った。
 

こども夜店

7/30当日は、様々なエリアで催し物が開催され、駅前全体が賑やかになることが予想されるが、このタイミングにいつもはあまり通る機会が少ない、花園商店街まで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

若い大学生と商店街の人が協力して盛り上げる、街の姿が見えるはずです。
 
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