こんにちは、おいちゃんです。
11月6日と20日、メイカーズ・ラボとよはしにて、ラボの空間作りをテーマにした ハッカソン を行ってきましたので、その準備や当日の様子、やってみてわかったことなどについて執筆します。

これから、皆さんで新事業のアイディアを出していこうなどと考えている方は参考にしてみてください。

ハッカソン (Hackathon)とは?

まず、ハッカソンという言葉について説明します。
ハッカソンとはハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語です。
提示されたテーマに対して、決められた時間の中で、自分たちのスキルを活用して何らかの成果物を得ることを目的とした、参加型のイベントです。
普段は別々の分野で活躍されている方々が集まり、数人でチームを形成しメンバー同士で協力し合い完成物まで作り上げるので、一人では思いもしなかった発想にもなり得る可能性を秘めています。
 
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もともとITの業界で始まったこの活動ですが、今回は、ものづくり愛知!ということで、メイカーズ・ラボの空間に合わせた家具を作るハッカソンを行ってきました。

メイカーズ・ラボとよはしとは?

そもそもメイカーズ・ラボとよはしとは何なんだ!
 
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メイカーズ・ラボとよはしとは、サイエンス・コアの中にある施設で、3DプリンターやCNCルーター、レーザー加工機といった、「デジタル工作機械」を常設した「ものづくりの場」のことです。
日々、たくさんの人がものづくりをしに訪れる、隠れた話題の場所です。
 
メイカーズ・ラボとよはしの説明はまた改めて記事にいたします。
 

ハッカソンの準備

テーマ

ハッカソンの準備として、個人的に一番大切なことはテーマだと思っています。
今回は、豊橋技術科学大学の水谷先生にご協力いただき、開催に向けたテーマ設定を何度か話し合い、その中で「ラボ作りハッカソン~家具づくりを通してあなた好みのラボを~」という難しすぎず、入りやすいテーマを設定することができました。
テーマが固まると、その他の準備としては大きく分けて3つのことを進めていきました。
 
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参加者

準備の中では、この参加者集めに一番時間をかけました。
今回は、4チーム23人の参加者をお招きしましたが、各チームには以下の分野の方々がばらけて入るように構成しました。
 
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⑴専門職:建築や家具製造会社で働く方々
⑵学生:豊橋技術科学大学建築・都市システム学の学生さん
⑶利用者:ラボを普段利用している方々
⑷運営者:サイエンス・クリエイトの従業員及び豊橋市役所の方々
 
この構成の趣旨としては、日頃利用している方がこんな家具があれば便利だなぁという「理想」と、運営者の「管理・運用」の目線を合わせる一方で、専門職の方の「デザイン」や家具の「機能性」の考えを取り入れ、学生がCAD等で図面を「データ化し制作」していくという考えでの構成を考えました。
 
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機材・材料

次に、ものづくりハッカソンになくてはならないのが、機材と材料です。
まず機材については「メイカーズ・ラボとよはし」にCNCルーターや3Dプリンター、レーザー加工機等のデジタル工作機器が揃っている為、特段の準備は必要無く、進めることができました。しかし、CADデータやイラストレーターのデータが作れれば工作機械が作ってくれるといえども、その工程には時間がかかります。その為、制作は会場を2か所に分けての作業をすることにしました。
今回、会場としてご協力いただいたのが、一級建築士の井上さんが率いるGIFTです。
ここにも、ShopbotというラボのCNCルーターよりも大きめのルーターが設置されており、大型の家具を制作するには、最適な場所でした。
 
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材料については、各チームで予算を定めその予算の中で、各自調達するようにいたしました。
木材等は専門職の方々のお力をお借りし、その他の材料はホームセンターなどで手分けして購入しているチームが多かったです。
 
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アンケート

参加できない一般利用者の方々の意見も取り入れるため、ハッカソン開催の約1か月前から、ラボのアンケートを取らせて頂き、当日の各チームのアイディア出しの参考にさせて頂きました。
ハッカソンの中では、たくさんの人から寄せられたアンケートを整理して具体的な作品につなげていくチームや、チームのアイディアが利用者の目線と間違っていないかの確認に使われていました。
 

ハッカソン当日

今回のハッカソンはこちらから設定した日取りは11月の6日と20日の二日の構成で進行させて頂きました。

ハッカソン1日目

1日目は、ハッカソンの説明等を行った後、チームのメンバーを決め、早速アイディア出し(アイディアソン)を実施いたしました。
中間発表を行い、周囲のチームの方向性や進捗度合いを確かめながら、早いチームはその日の最終発表には、レーザー加工機を使用して作成したミニチュアの試作を披露するチームもいました。
 
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最後にチーム内で連絡先を交換し合い、無事に1日目は終了。

ハッカソン2日目

全チームがハッカソン1日目にアイディアをまとめてくれたので、2日目は、実際に制作していく工程に入りました。
1日目で決めた材料を2日目までの間で調達しておき、2日目は朝から制作に入るチームがほとんどでした。(ほとんどのチームが2日目までの間に作業を進めており、当日も開始時間よりも早く集まって作業をしているチームもありました。)
 
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しかし多くのチームが1日目に出した案の通りに行くことはなく、試作を作る中で改良を重ねている様子が伺えました。
改めて0からアイディアを出し、成果物までを作っていく作業を数日で行う難しさを私も参加者の皆さんも知る機会になったのではないでしょうか。
 
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このチームは自分たちの納得いくものができるまで諦めず、夜遅くまで頑張っていましたが、最終的にはとても満足いくものが作れたようでした。
 
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ちなみに、この写真の制作物は初期段階の試作なので、最終的な完成物はどのような形になるのか楽しみですね。
 

発表

ここまで、ハッカソンの準備から、当日の様子をお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?

このイベント、とても面倒くさいなあと思う方もいらっしゃると思います。私自身も、せっかくの休日なのに!と当初は思いましたが、やってみると意外に楽しく、面白い仲間もできるので、むしろダラダラした休日を送るよりも有意義だなあと感じるようになりました。
 
さて、
今回のハッカソンの作品発表についてです。

各チームの完成品の発表は、11/26(土)のメイカーズ・ラボとよはし1周年記念イベント「Lab Fes」にて行われます。
午前中に最終仕上げと、発表用の資料を作り、お昼の12:00からイベント会場のステージにて各チームの発表を行います。
 
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私自身、各チームが最終的にどんな成果物を作ったのかが、まだ知らない状況で、とても楽しみです。
お時間がございます方は、ぜひ遊びに来てください。

また、「Lab Fes」の当日は、豊橋技術科学大学の研究室ブースや地元企業のブースやラボ利用者ブースがある他、理工系漫画家見ル野栄司氏やデザイン書道作家鈴木愛氏の講演なども予定されています。
いろいろなワークショップも用意しておりますので、メーカーズ・ラボってどんなとこか、知るとてもいい機会だと思います。
気軽にお越しくださ〜い。
 
【メイカーズ・ラボとよはし「Lab Fes」特設ページ】
 
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【施設概要】
メイカーズ・ラボとよはし
愛知県豊橋市西幸町字浜池333番地-9豊橋サイエンスコア内 110号室
0532-44-1111
http://www.tsc.co.jp/makerslab/
 
 
 
 

 
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